健康的なお花見

今年も日本全国でお花見を楽しむ姿が見られました。
今やお花見を楽しむために来日される方もいるように、
日本の観光文化資産としてもすっかり定着したように思います。

花見といえば家族や友人と集まり、桜の下で飲んで食べてとワイワイするイメージですね。
先日、訪れたさくら公園は、その名の通り桜を楽しむために整備された公園ですので、
季節がらさぞ、たくさんの方が花見を楽しんでいるのだろうと思いましたが、
思い浮かべるものとは少し異なる光景が見られました。

この公園は飲食が禁止ですので、そもそも飲んで、食べて楽しむ人がいません。
そのため、陣取っている方がいません、酔って騒ぐ人も、ごみを散らかす人もいません。
結果として、通路は広く確保され、桜のある光景もそのままでした。

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周りを見ると、小さな子供を連れた家族がたくさんおり、
子供たちは楽しそうに桜の景色の中で走り回っています。
通路が広いため、車いすで移動されている方も多かったです。

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ひょっとしたら、こうした方は人が溜まってしまう花見だと参加しづらいのかもしれません。
ここ数年、禁止事項の増えすぎた公園が問題視されることもありましたが、
今回の光景を見ると、禁止事項を設定することで楽しみ方に多様性が生まれました。
より多くの方が一緒に楽しめるようにしていくことも重要ですが、
楽しみ方を分けることで楽しめる人を増やすことも重要です。

ちょっとした光景でしたが、参加者目線でイベントを考えるよいきっかけとなりました。

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